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ビッグバン宇宙論

ビッグバン宇宙論を最初に言い出したのは、ソ連生まれのアメリカの物理学者ジョージ・ガモフだ。

とある学者が言っているが、それは間違っている。

ビッグバンを地球で最初に唱えたのは、1927年、ベルギーの神父で数学者ジョルジュ・ルメートルである。

今日彼が「ビッグバンの父」といわれている。しかし、世の中から冷たくあしらわれた。

ルメートルの議論がアインシュタインの相対性理論にのみ基づき、何の証拠もなかったからだ。

1929年、ハッブルが膨張宇宙論を発見して、世の風向きが変わった。

宇宙が膨張しているならば、時をさかのぼれば、ビッグバンだってあり得るとなったのだ。

ルメートルの予言に耳を傾ける人も出始めた。ジョージ・ガモフが、1948年、そんなビッグバン宇宙論をさらに発展させた。

しかし、ガモフらがあげたビッグバンの証拠は時間をさかのぼるという仮定だったり、計算上ここでは生成されないから、などだった。

イギリスの天文学者でSF作家でもあるフレッド・ホイルが、ほかの二人の学者と協力して定常宇宙論を主張し、ビッグバンを否定した。

しかし、1964年、ビッグバンの決定的な証拠が見つかった。

AT&Tベル.研究所の衛星通信の技術者ペンジアスとウィルソンの二人が、天空の雑音の観測をやっていた。

衛星通信の電波から雑音を除去する研究を進めていたのだ。そのとき、どうやってもなくならない雑音に気がついた。

しかも、四方八方からやってくる。雑音の温度を測ったら、絶対温度3度であった。

二人は、近くのプリンストン大学に行って、研究者に相談したら、これぞビッグバンの残照ではないか、ということになったのだ。

宇宙背景放射といわれるものの発見であった。

ビッグバンの父ルメートルは、このとき72歳。

人生のほとんど最後に、自分が「父」とよばれる現象の発見のしらせを知ったのだ。

ペンジアスとウィルソンのふたりは、1978年のノーベル賞を受賞している。

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