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プレート・テクニクス理論

大陸移動説はジグソーパズルに似ている。

大西洋をはさみ、南北アメリカ大陸とアフリカ・ヨーロッパ大陸の海岸線の出入りがよく似ていて、ピタッとつながる。

大陸移動説を唱えるアルフレッド・ウユダナーの夢想は、そこからどんどん広がっていった。

南極大陸、オーストラリア大陸、そしてインド半島をアジアから引き離して、一つの超大陸にまとめあげ、パンゲアと名づけた。

なんだか、ジグソーパズルを楽しむ少年みたい。

しかし、ウエゲナーは少年の夢想に終わらせなかった。パズルの形だけでなく、絵柄や、あるいはいわば材質に当たるものの連続性にまで目をつけた。

山脈がつながり、その地質も同じ。

ダイヤモンド産地、片麻岩台地もつながる。

氷河の痕跡もまとまる。石炭層や砂漠性砂岩の層が帯状につながる。カタツムリ、ミミズ、サルなどの古い地質時代の生物の分布もつながる。

ウエゲナーの死後、大陸移動説は忘れ去られていった。

あまりに気宇壮大だったことも手伝ったろうが、なによりも、大陸を移動させる原動力がわからなかった。

だが、岩石中に含まれる放射性元素の出す熱がマントル対流を起こし、その対流に乗って大陸が移動し得ること。

しかも、海嶺(海底山脈)がマントル対流の上がり口であること。さらに、昔の岩石に残されている磁気から、当時の磁極からその岩石がどのくらい離れているかがわかり、大陸移動説がプレート・テクニクス理論として復活してきた。

今日では、プレート・テクニクスの深部にプリユーム・テクトニクスを想定する理論が展開し、地球の深部がダイナミックに捉えられるようになってきている。

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