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メンデルの遺伝の法則

ダーウィンがエライのは、『種の起源』で自分の困っているところをさらけ出し、いろいろと議論していることにもある。

なかなかできるものではない。他人に突っ込まれてしまいますもんねぇ。

ダーウィンを困らせた問題のひとつに遺伝があった。

当時、ダーウィンも含めて一般に信じられていたのは「混合遺伝」であった。

両親からの遺伝的性質が、あたかもコーヒーとミルクが混ぜ合わされるように混合するというもの。

これでは、せっかく自然淘汰で獲得された有利な形質が、世代を経過するたびにしだいに薄められていってしまう。

実は、ダーウィンの悩みを解決する遺伝原理が、ダーウィンの生きていた1865年に発見されていた。

いわゆるメンデルの法則、あるいは遺伝の法則といわれているものだ。

これによれば、自然淘汰によって選択された有利な形質は薄められることなく、世代から世代へと受け継がれていくことが可能なのだ。

しかし、ダーウィンはイギリスの学者。メンデルはオーストリアの僧侶にして遺伝学者。

当時は両者の間は、あまりに遠く、生存中、お互いに知ることがなかった。

しかし、メンデルの法則は発見当時その価値を認められず、1900年に三人の学者(オランダのド・フリース、ドイツのコレンス、オーストリアのチェルマック)により、ほとんど時を同じくして再発見された。

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