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周期律表

18世紀の終わりごろまでに、炭素、鉄、水素など30種類をこえる元素が知られるようになっていた。

19世紀に入ると、ヨウ素、カドミウムなどの元素が発見され、元素の数は二倍に増えた。

「こんなに増えてくると、なんとか分類して整理しなくては」。

この時代の化学者がそう思うようになったのも当然である。

ロシアの化学者ドミートリ・イワノピッチ・メンデレーエフもそんな一人であった。

メンデレーエフは、各元素ごとにカードを作り、原子量、原子価などといった性質や化合物を書き込み、並べてみた。彼はカード並べがすっかり面白くなった。

何度も並べ変えているうちに、メンデレーエフの頭にひらめきが走った。「元素はすべて発見されているわけではない。カードがとんでいるところはこれから発見されるであろう元素ではないか」

さらにカードを並べ変えていくうちに空想は確信に変わり、考えはさらに飛躍した。「あいているところの、未発見の元素の性質を予言できるぞ」。

彼が1871年に発表した周期律表は、当初あまり暖かく受け入れられなかった。しかし、1875年にガリウム、1879年にスカンジウム、1886年にゲルマニウムが、周期律表の予想通りの位置に、予想通りの性質で発見された。

メンデレーエフの名前が一躍世界中に知れ渡ったのは言うまでもない。

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