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自民党「魔の2回生」代議士金子恵美」が公用車で保育園(週刊新潮 2017年7月6日号)

犬も歩けば棒に当たるが、目下、自民党では犬も歩けば「魔の2回生」に当たる。次から次に出てくる、当選2回の「安倍チルドレン」による不始末。公用車を巡る公私混同、アル中、重婚に大絶叫暴言.暴行……。「よりどりみどり」の問題代議士図鑑をお届けする。

深夜、のどの渇きを覚え、寝室から薄暗い台所に向かう。足元を小さな黒い物体がひとつ、サササッと横切ったような気がする。

それが向かった先を目で追う。処理し忘れた残飯に黒い塊ができている。そこには大益のゴキプリが群がっていた。家で1匹「虫」を見つけたら、100匹はいると思ったほうがいいという。

豊田真由子、中川俊直、中川郁子、奇しくも政務官経験者の各代議士……。「自民党. 魔の2 回生」。彼らは、ただでさえ「前川砲」でぐらつく安倍政権の獅子身中の虫として、政府与党むしばを蝕んでいる。

ここで新たに紹介するのは、魔の2回生のひとりである男性の妻の話。そして彼女も、当選2期目の現職代議士。つまり、「魔の2回生夫婦」の話ということになる。

森友問題、加計問題、共謀罪。安倍政権にとって、波瀾の6カ月となった通常国会。嵐の国会が過ぎ去り、自民党の先生方もようやく一息ついて、朝の身支度にも少なからぬ余裕が生まれていたはずの国会閉会翌日、6月19日のことだった。朝9 時30分、東京. 永田町の衆議院第二議員会館の敷地内にある駐車スペースに、専属の運転手がハンドルを握る黒塗りの日産「フーガ」が滑り込んだ。

後部座席から堅いイメージの国会には似合わない華やかな雰囲気の女性が降り立つ。彼女は小さな男児を車から降ろし、一瞬、屋内に姿を消した。

黒塗りの車に戻ってきた彼女の傍らに先の男児はいない。そして彼女は再乗車し、霞が関へと向かった。その女性は、金子恵美総務大臣政務官(39)だった。

彼女の主たる戦場の議員会館と総務省を車で移動する。何ら問題がないように思える。

しかし、気になるのは「黒塗りの車」と、金子氏が一瞬、姿を消した「屋内」、そして「男児」だった。車は総務政務官の「公用車」であり、屋内は「保育園」、そして男児は彼女の「息子」。

つまり金子氏は、公用車で自分の子どもを保育園に送っていたのである。「金子さんは5月から、現在、1歳4カ月の長男を、別名『国会保育園』と呼ばれる、議員会館内の『キッ
ズスクウェア永田町」という東京都の認証保育所に通わせているんですが……」と、国会関係者が声を潜める。

「仕事と子育ての両立が大変なのは分かります。でも、それは世間の働くママ全員に共通していること。政務官の特権を利用して、子どもの保育園通園に公用車を使っていることがバレたらまずいと、噂になっていたんです。公用車とは、政務三役などの要人にあてがわれる、税金で運用されている車です。その名の通り、『公用」で使うことを目的としていて、保育園通園は「私用、保育園落ちた日本死ね」が流行語になり、入園すらさせられずに困っているママたちから、公私混同も甚だしいとのお叱りを受けかねません」

金子氏の公用車問題の詳細に入る前に、まずは彼女の来し方を振り返っておく。

「常態化」

新潟県出身の金子氏は、早稲田大卒業後、2003年に「ミス日本関東代表」に選出されるなど、その美貌が注目を集めていた。

12年、総選挙に出馬して初当選を飾ると、「美人すぎる国会議員」として一躍脚光を浴びる。14年に2度目の当選を果たした翌年、当選同期であり、同じ二階派に所属していた3歳下の宮崎謙介代議士(当時)と入籍。

ボート部で鍛えた188センチの長身に甘いマスクを兼ね備えた彼との結婚は、国会随一の美男美女カップルと、羨望の眼差しを向けられた。

だが昨年2月、彼女が出産のため入院していたまさにその時、宮崎氏が女性と不倫に勤しんでいたことが、出産直後の「週刊文春」の報道によって発覚した。彼の不貞は世間の猛バッシングに遭い、宮崎氏は議員辞戦に追い込まれる。

金子氏は、「ゲス夫」と生まれたばかりの子どもを抱えるというピンチに立たされたのだ。しかし、「金子さんは離婚の危機を乗り越え、宮崎さんとやり直す道を選びました。この
方針が奏功し、ダメ夫を見離さない「健気な妻」として、テレビのバラエティ番組にも出演するようになった。昨年8月には総務政務官に抜擢され、彼女は復活の道を歩んでいます」(大手紙政治部デスク)

実際、本誌5月4.11日号で金子氏は、「本人(宮崎氏)は今、子どもに父親の背中を見せたいという一心で仕事を頑張っている。いずれ子どもが、昨年の騒動について知ることがあったとしても、その時にちゃんとしていたいと言っているので、頑張って貰いたいなと思います」と語り、「良妻賢母」をアピールしていた。

だが今回は、夫ではなく彼女自身に、公用車の私的使用疑惑が降りかかっているのだ。無論、誰にでも魔が差すことはある。どうしても忙しい朝に、つい公用車で子どもを保育園に送ってしまったということも起こりえよう。同情の余地がないとは言えない。

しかし、彼女の場合、それは当てはまりそうもない。なぜなら、保育園への送りだけではなく迎えも公用車で行い、しかもそれが「常態化」しているからである。

先に触れた6月19日の翌日の朝9時にも、彼女は公用車で長男を保育園に送り、午後6時前にやはり公用車で迎えに行っている。

2日後の22日は、午後7時に公用車で子どもを迎え、その後、彼女の住まいである議員宿舎に親子揃って婦宅した 。翌23日も朝9時すぎに公用車で長男を保育園に送り届け、さらに国会開会中の13日朝も公用車で保育園に到着。この状況を見て、公用車を子どもの送迎に利用したのが「出来心」であったとは言えまい。

それでもなお、子育て奮闘中の彼女に側隠の情を持つ方もいるかもしれない。では、次のシーンはどうだろうか。

金子氏の母親も・・・

6月19日午後2時半。千代田区内で金子氏は母親とともに公用車に乗り込んだ 。車は東京駅に向かい、右折禁止で駅の入口と道路を挟んだ反対側でしか停車できなかったため、ご丁寧にグルッと左、左へ迂回し、八重洲口の目の前まで母親を送り届けた。

そして母親だけをそこで降ろし、金子氏は公用車で総務省へと戻っている。つまり彼女は、母親を駅に送り届けるため、公用車を「タクシー代わり」に利用していたのである。

金子氏による公用車の私的利用は「常習」になっていると言わざるを得ないだろう。

繰り返すが、働きながら子育ては苦労が多いに違いない。しかし、それは金子氏に限った話ではない。事実、新宿区で2歳の男児を保育園に送迎している30代の働くママは、「私の息子が通っている保育園は駐車場もなく、雨の日もビショビショになりながら、自転車で息子を送り迎えしています」

こうして一般のママは、保育園に子どもを通わせるため、梅雨空の下をママチャリで頑張っているのだ。金子氏が車で子どもを送迎することは、国が認めている以上自由ではある。

だが改めて確認しておくと、彼女が使う公用車は、運転手の「人件費」も含め、全て税金で賄われているのだ。

政務官という特権的立場にあるからといって、税金を使った特権的子育てが許されることにはならない。保育問題に詳しいジャーナリストの猪熊弘子氏はこう指摘する。

「公立、私立に限らず、都内の保育園は、一般的に車での送り迎えができないことになっています。私の知り合いも、保育園の近くまで車で送って、電車で通勤している方がいらっしゃいましたが、駐車場代も月5万円くらい掛かり、もちろん自腹。そう考えると、金子さんは国会議員、雲上人の特権を使っていて、羨ましい限りです。そんな優遇が認められるなら、国は一般の人の保育料を非課税にするくらいのことをしてほしいですね」

2児の母である漫画家の倉田真由美氏は、「私もママチャリで保育園に子どもを預けていました。それにしても、舛添さん(要一.前都知事)が公用車の私的利用であれだけ叩かれたのに、金子さんは随分と脇も認識も甘いですね」

さて、金子氏の見解やいかに。「公私混同しないようにしていますけどね。いつも同行している総務省の秘書官さんもそれはすごく意識していて、ここは(公用車を使っては)ダメですと仰います。確かに母も公用車で送りました。秘書官さんから「どうぞ」と言われたんです」

秘書官、すなわち総務省サイドの判断で、公用車での保育園送迎および母親同乗を認めてもらっていると言うのだが、同省に確認してみたところ、公用車に関する窓口の会計課管理係の担当者は、「公用車の使用は、当然のことながら公務に限定しています。自宅から子どもを乗せる、そんなことはあり得ないですよ。公務ではありませんので。途中の保育園で子どもを降ろす?ないです。家族を乗せること自体ダメでしょう。そんな人、いないと思います」

金子氏が実際にやっていると告げると、「えーっと……。運転手の日報にはそうしたことは書かれておらず、詳細は把握していないのが実情です。そういう使い方は、承知していませんでした」(同)

政治アナリストの伊藤惇夫氏の素朴な疑問。「宮崎さんはどうしたんでしょうか?あれだけイクメンをやりたいって騒いで、かつスキャンダルで奥さんに大迷惑を掛けたわけです
から、彼こそがもっと動くべきでしょう」

ダメ夫の育児効用を期待するより、頼りになるのは公用車?

怪しい中国人女性を議員宿舎で囲ったアル中代議士「橋本英教」

「彼は地元で公務がある時も、朝からコンビニでスーパードライの缶ビールを買い車の中で飲み始める。空き缶を散らかすので車内も酒臭くてね。大勢の人の前では、臭い消し代わりにガムを口に入れるので、ガムを噛むとは失礼な奴だと、陰口を叩かれていますよ」

もはやアル中と言われても仕方のないご様子だが、ゆえに、昨年は本会議を欠席するほど体を蝕まれていたと、地元支援者が嘆く。

「一昨年の12月中旬から1カ月強、静岡県内の病院に入院したんです。本人は肝臓の数値が上がったので酒を抜くと言っていたけど、新年早々国会を休み地元での挨拶もままならず、後援者も呆れ顔でしたよ」

口を開けば酒の匂い

橋本氏は、議員秘書を経て2012年に初当選。岩手は小沢王国の名残りで自民が弱く、2回続けて小選挙区で敗れた比例復活組だ。

にもかかわらず益地元に帰ってこないと後援者から不満が漏れるのは、怪しい女性の影があったからだと、事務所関係者が明かす。

「14年に再選した際、選挙を手伝う20代の中国人女性がいてね。彼が通う赤坂にある夜の店で知り合い、就職を斡旋するなど世話を焼いていたのが、いつしか事務所顧問という肩書きの名刺を持つようになった」

さらには、橋本氏の住む議員宿舎の部屋に、彼女のベッドやタンスなど家財一式が運び込まれたという。「アパートを追い出されたので荷物を預ると彼は説明していましたが、その女は荷物を取りに来るなど何かと理由をつけては、幾度も宿舎に泊まっていた。15年に橋本氏が墨田区議の女性と結婚するまで囲っていたようですが、後に離婚する背景には、酒癖の悪さと中国人女性との関係があったのです」(同)

公私の別がないのは「2回生」の特徴だが、衆議院事務局に聞くと、「議員本人とその家族以外が宿舎を使用することは、規程に反しております」というから、則を超えていたのは明らかなのだ。

これらの指摘に、当の橋本氏はどう答えるのか。6月26日、都内の小学校であった都議選候補の演説会へ足を運ぶと、橋本氏は赤ら顔で口を開けば酒の匂いがプンプン……。むろん、会場にいた候補者や支持者は酩酊などしていないにもかかわらず、である。

足元が覚束ない橋本センセイの言い分はこうだ。「彼女は中国に帰ったよ。(宿舎の規程は)知らなかった、それは。聞いたことがない」声を荒らげて車で逃げ去る始末。

向かう先には、有権者の厳しい審判が待っていることを願いたい。


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