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小池シスターズの「身体検査」は問題ないですか?(FRIDAY 2017年7月14日)

7月2日投開票の東京都議選で、優勢が伝えられる都民ファーストの会。

しかし、「小池シスターズ」の選挙戦の現場には一抹の不安が漂っていた。「よろしくお願いいたしまーす!」雨の降る原宿で1人の女性が声を上げる。

街宣車から降りると、柵を乗り越え歩道に入り笑顔を見せた彼女は、都民ファーストの会の候補、龍円愛梨氏(40渋谷区)だ。

党代表の小池百合子都知事(64)が応援に駆けつけている間は聴衆も盛り上がりを見せる。ところが、小池氏が立ち去るといきなり人数はまばらに。元人気女子アナでも、「集客力」はまだまだ十分ではない。

一方、鷺ノ宮駅付近、2S3人のスタッフとともに自転車で街を巡っていたのは同会候補、荒木千陽氏(35. 中野区)。「東京大改革を達成し、都民のための都政を行いたい!」と演説を繰り返す。

小池氏の「秘蔵っ子」と呼ばれるだけあって元気いっばい、精力的だ。だが有権者としては、もう少し具体的な政策についての言及が欲しいところではある。また、「人が足りない」と困っている候補者もいる。

「ボランティアの人もなかなか集められなくて、平日は人手不足で思うように活動できていません」こう語るのは成清梨沙子氏( 27墨田区)。

できたばかりの党からは人員の派遣もなく、政治家の親族もいないため、右も左もわからない状態で何とか活動しているという。成清氏日く、ほとんどの候補者たちが同様の状況だというから内情は厳しい。

前出の龍円氏も選挙戦直前まで、人手と資金不足のため事務所さえ開けない状態だった。

表面的には小池シスターズは大善戦している。朝日新聞が24、25日に実施した世論調査によると、都内有権者の都民ファーストの会支持の割合は自民党と同じ25%。”選挙ヴァージン”のシスターズにとっては強烈な追い風が吹く。

だが、一時の風に乗って大豊の素人議員が誕生し、結果的に「暴言女王」豊田真由子衆院議員のような「身体検査が足りない」政治家が続出する光景を、有権者はすっと見てきた。

政治アナリスト・伊藤惇夫氏はこう語る。「小泉チルドレンから始まって、小沢、そして安倍チルドレン。いまの選挙は候補者個人の実力ではなく、党首、政党の人気が当落を左右する。本来なら当選してはいけないような人がどんどん当選する、という状況が生まれてしまう」

「当選すればそれで済む」のが政治家ではない。彼女・彼らはこれまでの「チルドレン」の轍を踏まず、都政の改革を成し遂げる覚悟はできているだろうか。


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