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平昌五輪「手抜きスタジアム」で観客全滅の危機

(FRIDAY 2018年1月19日)

「こんな建物、日本の建築基準ではまず許可は下りないでしょう。通常は様々な方向からの力に対応するため、鉄骨を斜めにも組むのですが、この建物には解体現場の足場のような、申し訳程度の鉄骨が斜めに入っているだけ。

3万5000人が上に乗る以上、どんな力が加わるか分からないのに、少しでも大きな力が横向きにかかれば、これでは一気に崩れてしまいますよ」(建築コンサルタント)

平昌五輪の開幕までおよそ1ヵ月。韓ムンジエイン国の文在寅大統領(64)は「準備事項には問題がない」と、自国では初の開催となる冬季五輪の成功に自信を見せている。だが、活々と施設が「完成」していくなか、その安全性を疑う声が続出している。

特に「危険」とされているのが、開閉会式の会場として完成した「平昌オリンピックプラザ」だ。冒頭のように「総崩れ」になるリスク以外にも、同会場にはこんな危険が指摘されている。「あの地域は寒さが厳しく、体感温度はマイナス20℃になることもあるのに、建物には屋根がなく、吹きさらしの状態。ここでコンサートが行われた際には、観客のうち十数名が低体温症になり、5人が救急搬送されています。

開閉会式が行われるのは2月で、しかも夜ですから、相当数の観客が病院送りになるかもしれません」(地元紙記者)実際に競技が行われる会場でも、危
険」が指摘されているという。

「スキージャンプ競技が行われる「アルベンシア・スキージャンプ・センター」のある地点は風速5m以上の風が吹くこともある強風域。対策として防風幕が設置されましたが、これがかえって風向きを不安定にしており、飛行中に選手がバランスを崩して事故に遭うのでは、と懸念されています」(前出・地元紙記者)

「平和の祭典」とはとても思えないほど危険がいっばいの平昌五輪だが、なぜこうなってしまったのか。大阪市立大学教パクイル授の朴一氏が解説する。「平昌は人口4万7000人の小さな町。五輪後の利用価値も少ないため、通常の五輪よりも予算はギリギリまで切り詰められています。「平昌オリンピックプラザ』も大会終了後に撤去されることが決まっているため、すぐに解体できるように屋根も設置されす、骨組みも極めて簡素な構造になっているのです」ロシアの「排除」や北朝鮮問題など、開会を前にすでに「危機」続きの平昌五輪。晴れの開会式で、観客が「全滅」なんてことにならなければいいが……。


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